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ABOUT STONES

ISHIMOではさまざまな種類の天然石をご紹介しています。

●御影石(みかげいし)

御影石とは、花崗岩の別称のこと。花崗岩は火成岩の一種で、地中深くのマグマが地表に出ることなく、ゆっくり冷え固まり形成されました。もともと、兵庫県住吉御影町から産出された石を意味する名称でしたが、その後産地にかかわらず花崗岩を全般的に御影石と呼ぶようになりました。

・石質が硬く、耐久性が高い
とても硬い石で、風化に強く、耐久性にも優れています。そんな石質を活かして、鳥居や石垣、家屋など、建築の外構部分に多く用いられてきました。

・加工の自由度が高い
硬質で目が細かいため、加工にも優れています。「本磨き仕上げ」では、石本来の色やツヤを出すことができます。また「ジェットバーナー仕上げ」では、自然の岩肌に近い表情を作り出せます。

・種類が豊富
日本だけでなく、様々な国で産出されます。含まれる成分で色や模様が異なるので、種類が非常に豊富。国産は白やグレーが多く、海外では赤や黄色がかった御影石もあります。

・見た目が美しい
模様や色が非常に美しいのも、御影石の特徴。そのため、外部だけでなく内部の台所やキッチンカウンターなどにも多く用いられています。高級感を出すのにも最適です。


●庵治石(あじいし)|香川県産

香川県の北東部に位置する庵治地方にだけ産する花崗岩。庵治は日本三大石材産地と呼ばれ、なかでも庵治石は、世界最高級の銘石として「花崗岩のダイヤモンド」とも呼ばれています。きめの細やかさ、光沢、石目の美しさ、耐久性の強さなどの特徴から、彫刻品、灯篭、墓石など幅広い用途で、こだわりを持つ多くの方に愛されています。

・優美なまだら模様の「斑」
庵治石の表面は、石面に潤いを与えたような、珍しいまだら模様「斑(ふ)」が浮かんでいます。磨くことで石の表面が幻想的な二重のかすり模様を見せます。

・鏡のような美しい光沢
入念に何度も磨き上げることで、上品な艶が出ます。見た目の美しさだけでなく、磨くことで石本来の特性以上の耐久性を生み出し、いつまでも美しい姿を保ちます。

・目の細かい最高級の「庵治細目」
石英・長石・雲母などの結晶でつくられており、石目(結晶)の大きさによって、細目・中細目・中目に分類されます。最高級ランクの、庵治細目石は磨くと瑞々しい艶を帯び、その風格は格別です。

・硬質で、耐久性に優れている
他の花崗岩と比較しても硬く、加工の際にも石が崩れにくく、細やかな細工に適しています。水を含みにくく、風化・変質にも強く、耐久性に優れることから、屋外で長年使用しても、変色や劣化がしにくいです。


●花沢石(はなざわいし)|愛知県産

愛知県産の白系御影石の代表格「花沢石」。愛知県豊田市花沢町にある、三河三霊山の一つ、六所山から産出されます。明治20年頃から採掘されているといわれ、愛知県では昔から墓石材・彫刻材として親しまれています。

・粘りが強く、彫刻に最適な石材
花沢石の特徴は、なんといっても石質の“粘り”の強さ。石質はほどよい硬さがあるため、加工しやすく、細かな細工の彫刻に適しています。石塔や仏像などの彫刻物に、地元の職人に好んで使われます。

・むらがなく、きめ細かい石肌
きめ細やかで、低吸水率で高い耐久性があります。整った石目はむらがなく、艶出しがよいのが特徴です。

・古くからの豊富な実績を持つ石
天台寺門宗の総本山である三井寺(滋賀県)の大日如来座像、天台宗総本山である比叡山延暦寺(滋賀県)の伝教大師座像、大英博物館所蔵の須弥山童子六地蔵など、多くの石像美術品に使われています。


●真壁石(まかべいし)|茨木県産

真壁石は、茨城県桜井市真壁地区で採石される花崗岩(白御影石)です。
赤坂離宮にも使用されている石材で、関東地区を中心に、国産みかげの代表として知られています。真壁石の特徴は、経年による変色が少ないこと。吸水率は低くはありませんが、水はけが良く、美しい石目が長年お楽しみいただけます。全く変化しないわけではなく、時代とともに重厚感が増し、使うほどに味が出てくるのも、真壁石の魅力です。









 


●夏山石(なつやまいし)|愛知県産

日本で最も石彫刻が盛んな、愛知県岡崎市で古くから親しまれている、白御影石。岡崎市の夏山地区で産出されることから、夏山石(なつやまいし)と呼ばれています。石質は御影石の中では柔らかく粘りがあるので、細やかな彫刻がしやすく、中部地方の灯篭や石仏によく使用されています。大きく長い形状でも採れるため、鳥居や石碑などにも使用されています。水を吸いやすいとされていますが、灯篭においては苔などがのりやすいので、庭に馴染み、石の風合いが出やすいのも特徴です。








 


●伊達冠石(だてかんむりいし)|宮城県産

今や高級石材として名高い、宮城県産伊達冠石。全体は、艶やかな水磨き仕上げです。サラッとした手触りで、洗練された黒色が特徴的。彫刻部分は、彫ったままの色合いとし、仕上げによる表情の違いをお楽しみ頂けます。上質な黒色の伊達冠石は、どんな空間でも調和します。












●蛭川錆石(ひるがわさびいし)|岐阜県産

御影石では珍しい、黄や赤みがかった錆色が特徴の蛭川錆石。岐阜県中津川市の蛭川のあたりでしか産出されない石です。
その石肌が好まれ、建築材や鳥居、彫刻など幅広く使われています。











 


●来待石(きまちいし)|島根県産

島根県・宍道湖の南岸(松江市宍道町来待地区)で切り出される、凝灰質砂岩。柔らかくあたたかみのある色味と石肌が特徴。国指定の伝統的工芸品「出雲石灯篭」の石材として知られています。

・時代を超えて愛される石
来待石の歴史は古く、古墳時代の石棺や石室に使われたのち、鎌倉時代からは石塔や石仏などの彫像、かまどや石臼などの生活用具、庭園石材、建材など、幅広く用いられました。江戸時代は、松江藩主が藩外へ持ち出しを禁じたほど重宝されます。江戸後期には、石灯篭や狛犬などの来待石製品が好評を得て、全国各地へと広がりました。現在は、国指定の伝統的工芸品である「出雲石灯篭」の石材として知られています。

・味わい深い茶褐色で、温かい表情が特徴
砂岩特有の、穏やかな風合いと石肌が評価されています。石質は粒子が緻密で、やわらかく、切り出しや加工がしやすいため、気品高く優雅な作品が仕上がります。

・わびさびの美意識に馴染む風合い
切り出された時は、青味を帯びていますが、次第に水分が抜け、趣のある茶褐色のやわらかな風合いに変化します。この風化のしやすさは、もろさに繋がりますが、日本人はそこに魅力を見出してきました。新しい製品でも古色を感じさせ、苔がつきやすく、自然と溶け込むため、日本庭園に欠かせません。


●八女石(やめいし)|福岡県産

八女石(やめいし)は、福岡県八女市山内・八女郡上陽町・黒木町一帯で産出される 凝灰岩。7 万年前に阿蘇山が大噴火した際の火山灰が固まった推積物です。黄色の小さな軽 石や黒曜岩(マグまからできた天然ガラス)がレンズ状に交じっているのが特徴です。
比較的柔らかい石質で、彫刻しやすく、主に石塔・石彫・石仏・灯篭などに使われます。 また、苔が付きやすいので、月日が経つほど深まる 和の風情は趣があり、景色にも奥行が出てきます。








 


●唐津石(からついし)|佐賀県産

唐津石は、佐賀県唐津市で採石される安山岩です。やわらかく彫刻しやすいため、昭和頃までは北部九州を中心に彫刻品や墓石として広く使用されていましたが、現在では御影石の普及により珍しい石材となりました。
艶を抑えた茶色がかった色合いが唐津石の特徴です。








 


●竜山石(たつやまいし)|兵庫県産

柔らかな淡い青色や黄色が特徴の竜山石(たつやまいし)。兵庫県高砂市で産出されます。1700年前から採石されている歴史をもち、時代ごとに様々な用途や場面で使われてきました。古墳時代では、大王や有力豪族の石棺として好まれ、その後は五輪塔や石仏などの石造美術に使われたり、姫路城や明石城の磯垣などの建築構造資材として多く使われるようになります。近代の建築でも、皇居吹上御苑・国会議事堂・住友銀行本店ビルや多くの社寺仏閣でも使われています。時代を超えて、多様な場面で使われてきたのには、竜山石ならではの魅力がいくつもあります。

・パステルトーンの3色と柔らかな石肌
同じ竜山石の山からも、青・黄・赤の3色が産出され「青竜石」「黄竜石」「赤竜石」と分けて呼ばれています。赤色は現在ではほぼ産出されず、大変希少とされています。いずれも淡く優しい色味が特徴です。水磨きの加工をすることで、肌ざわりのやさしいマットな質感になり、上品で柔らかな印象になります。

・細やかな加工がしやすい
比較的柔らかい石質で、均質に粘りがあるため、彫りやすく細かな加工もしやすく、石造美術などの石彫にも好まれてきました。多くの石は薄くすると割れるので薄くするには限界がありますが、竜山石は割れにくいので、ISHIMOの商品の中でも薄く重量も軽めの商品を制作しています。

・耐酸性や耐火性に優れている
竜山石は元々、湖の底に噴出したマグマが湖水によって急激に冷却されたことにより生まれています。そのため耐酸性に優れており、風化しにくい性質があり、屋外で使う建築石材に多く用いられます。また耐火性に強く、その性質を活かし現在では石窯や暖炉などにも使われます。

・吸水性に優れている
吸水性がよく、石に落ちた水滴が石によく浸透されます。その吸水性を活かして、ISHIMOでは、コースターやドライングプレートを制作しています。また油を吸収したくないお皿などに使用する場合は、植物由来の防水加工を施しています。


●那智黒石(なちぐろいし)|三重県産

きめ細やかな粒子で滑らかな石肌と、深みのある黒色が特徴の那智黒石。三重県熊野市の神川町だけで採掘され、年々生産量が減っていることから希少で高価な石とされています。
細やかな加工がしやすい石質で、主に碁石の黒石や、硯石に古くから使われてきました。遣唐使が碁石の原料として土産にしたという歴史もあります。
那智黒石は磨くほどに漆黒の輝きを増します。 熊野産の那智黒石に似た、那智黒石と呼ばれる外国産の黒い石も出回っていますが、黒の深さやきめの細やかさは全く異なります。 そのため、熊野産の本当の那智黒石を「本那智黒石」とも呼びます。





 


●福田石(ふくだいし)|香川県小豆島産

小豆島は、瀬戸内海の美しい自然に囲まれ、「二十四の瞳」をはじめ、多くの映画やドラマのロケ地としても人気のスポットです。岡山、姫路、高松からフェリーで約一時間。高速船でも気軽に訪れることができます。産業はオリーブの生産量が日本一を誇り、醤油や素麺の生産地としても知られています。また、古くからの石材産地としても有名です。

小豆島は、地下深部のマグマがゆっくりと冷えて固まった巨大な花崗岩が、約8千万年前に地殻変動を受け、海上へ隆起して、誕生しました。まさに“石材の宝庫”といえる島です。特に「小豆島石」と呼ばれる石は島の北東部で採石され、大阪城の石垣にも多く使われています。石は石船や筏に積まれ運ばれました。その後も、石材産地としての需要が高く、採石と加工の技術も向上していきました。

小豆島には築城で使われなかった石が「残念石」という名で遺され、今も“石の文化”の歴史を私たちに伝えています。
代表的な「小豆島石」には、石垣に使用された小海石(おみいし)と、明るく薄い緑色が特徴的な大部石(おおべいし)がありますが、それプラス、ISHIMOの自然石シリーズに使用している「福田石」も有名です。

福田石(花崗岩・錆石)は、白と錆が混ざった珍しい石目に特徴があります。


●安山岩(あんざんがん)|香川県小豆島産

小豆島は、瀬戸内海の美しい自然に囲まれ、「二十四の瞳」をはじめ、多くの映画やドラマのロケ地としても人気のスポットです。岡山、姫路、高松からフェリーで約一時間。高速船でも気軽に訪れることができます。産業はオリーブの生産量が日本一を誇り、醤油や素麺の生産地としても知られています。また、古くからの石材産地としても有名です。

小豆島は、地下深部のマグマがゆっくりと冷えて固まった巨大な花崗岩が、約8千万年前に地殻変動を受け、海上へ隆起して、誕生しました。まさに“石材の宝庫”といえる島です。特に「小豆島石」と呼ばれる石は島の北東部で採石され、大阪城の石垣にも多く使われています。石は石船や筏に積まれ運ばれました。その後も、石材産地としての需要が高く、採石と加工の技術も向上していきました。

小豆島産安山岩は、中山千枚田の石垣や猪鹿垣などに広く使われていました。日本庭園などの景石としても使われることが多く、安山岩そのままの形で使用される人気の石です。濃いブラウンの肌合いが、高級感を演出します。カットした断面は深いグレーで木目のような風合いがあり、表面とのコントラストが印象的です。